海外の大学院で専攻できる自然科学系学位は非常に幅広くここで紹介するにはあまりにも数がありすぎるのですが、ここでは特に日本人大学院留学生に人気の学位をまとめておきます。特に数学、生物といった学位はその専門分野も非常に細かく分かれていますので、特に人気の専攻となっています。
自然科学系専攻一覧
Features
自然科学
01
数学(Mathematics)
数学は通常純粋数学で研究されており、数学への内的な興味のために研究がなされる。またそれぞれの分野での研究を行うこともできますが、その際進学する大学院はどういった数学領域を専門分野として持っているか、ということを事前に注意深く調べる必要があります。
海外大学院で専攻できる数学領域は非常に多岐に渡り、代数学、幾何学、確率論、統計学、有限数学、応用数学、計算科学(数値解析、最適化数学、確率論、統計学、逆問題、-数理工学)など様々なので、出願前に必ず学校担当教官にコンタクトをとり自らが研究したい内容を研究することができるのか確認をする必要があります。また北米なのでは数学は修士課程のコースは少なく、通常博士課程のコースになります。出願にはもちろん大学での数学の知識が必要不可欠になります。
自然科学
02
生物学、化学(Biology Chemistry)
生物学は広義には医学や農学など応用科学を含みます。生物学の各論には、生物の系統分類と生物学的階層性という大きな2つの軸があります。前者によって分類する場合、代表的な分野は、動物学、植物学、微生物学の3つになります。
それぞれは系統分類にしたがってさらに細分化できます。たとえば、動物学の下位には昆虫学や魚類学などがある。これらの分野では、生物の特異性・多様性を重視する流れがある。一方、対象の大きさ、つまり生物学的階層性を軸にすると、代表的な分野は、分子生物学・生化学、細胞生物学、発生生物学、動物行動学、生態学などがあります。また生態学は対象とする場所を重視する場合は森林生態学や海洋生態学などの名称も用いられます。
自然科学
03
物理学(Physics)
物理学(ぶつりがく、Physics)は、自然科学の一分野である。自然界に見られる現象には、全て普遍的な法則があると考え、自然界の現象とその性質を、物質とその間に働く相互作用によって理解すること(力学的理解)、および物質をより基本的な要素に還元して理解すること(原子論的理解)を目的とする学問です。
工学
04
化学(Chemistry)
化学(かがく、Chemistry)とは、原子・分子を物質の構成要素と考え、物質の構造・性質・反応を研究する自然科学の一分野です。海外大学院で専攻することのできる主な研究分野は、無機化学 、有機化学 、高分子化学 、生化学 、分析化学 、工業化学などになります。
工学
05
コンピューター工学・情報工学(Information Engineering)
情報工学とは「情報」を工学的に管理、分析し様々な分野で利用することを目的とした学問です。その研究内容は非常に多岐に渡り、通常情報の発生(データマイニング、コンピュータグラフィックスなど)、情報の伝達(コンピュータネットワークなど)、情報の収集(コンピュータビジョン、検索エンジンなど)、情報の蓄積(データベース、データ圧縮など)、情報の処理(計算機工学、計算機科学、ソフトウェア工学)なお全てコンピュータ工学(情報工学)の分野に入ります。
以上のように情報工学は非常に理数学的な要素の強い学問ですので、単にプログラミングのスキルや技術があるというだけでは入学は困難です。通常理数学系の大学を卒業していることが条件となります。